瞑想でボディスキャンをする意味や、自分や人にボディスキャンをする方法、サードアイが活性化している場合としていない場合のボディスキャンについて、解説します。
瞑想でボディスキャンをする意味
瞑想をしている間にボディスキャンをする意味は、「自分自身の現状をよく知る為」です。
私たちは、自分のことをとてもよく分かっているつもりになりがちですが、自分自身について知らないことがたくさんあります。
私たちは意識レベルを上げる為に瞑想をしますが、意識レベルを上げていく段階で、私たちの本当の自分自身についての記憶をどんどん思い出していくことになります。
私たちがそれぞれ、本当の自分の正体を思い出すまでは、自分のことをなかなか理解しきれないものです。
そこで、瞑想中にボディスキャンをすると、自分自身のことについて、もっと理解を深めることができます。
瞑想中のボディスキャンとは、自分自身をよりよく理解する為の作法なのです。
自分以外の誰かのボディスキャン瞑想をすることもできる
瞑想をしている時に、自分ではなく、誰か他の人のボディスキャンをすることも可能です。
ですが、他の人のボディスキャンをする場合は、ボディスキャンをするあなたが、少なくとも「あなた自身の心をマスターしている」必要があります。
「心をマスターする」とは、簡単に言うと、幸せであるということです。
何故、人のボディスキャンをする時に、心をマスターしておく必要があるのかと言うと、心をマスターした状態でなければ、瞑想中のボディスキャンをしたことで得る結果が明確ではなくなる可能性があるからです。
ボディスキャンをすると、ボディスキャンをした対象の人の状態を知ることができますが、ボディスキャンを施行する人が自身の心をマスターしていない状態で行うと、ボディスキャンをして得た結果が誰に当てはまるのか、混同するということが起こり始めます。
ボディスキャンをして得た結果が、ボディスキャンを施行した自分のものなのか、ボディスキャンをされた人のものなのかを見極めるのが難しいのです。
その為、ボディスキャンをして得た結果が、当たったり、外れたりします。外れることがあると、何が本当で何が間違いなのかが分からなくなります。
そうなると、ボディスキャンをして得た正しい結果まで信じることができなくなってしまう可能性もあります。
例えば、瞑想中に、私があなたのボディスキャンをしたとしましょう。
例えば、私が自分の心をマスターしていない状態であり、不安を抱えているとします。
そして、あなたをボディスキャンをした結果、「不安を抱えている」という結果が出たとします。
私は、その結果があなたのものだと考えますが、私も不安を抱えている状態で行ったので、得た結果が、私自身のことなのか、あなたについてのことなのか、区別をつけることが難しいです。
もしかすると、私のボディスキャンは成功して、あなたが不安を抱えていることを言い当てたかもしれません。
そして、私もあなたも、それぞれ不安を抱えていることが分かったのかもしれません。
ですが、不安を抱えていたのは、あなたではなく、私だけであったかもしれません。このように、自分自身に問題がなければないほど、人へのボディスキャンは正確になり、自分自身を理解しきれていなければいないほど、ボディスキャンは失敗する可能性が増します。
その為、あなたが誰か他の人のボディスキャンを瞑想中にしたいと思うのであれば、あなた自身が心をマスターしている状態に行うと、ボディスキャンは成功しやすいでしょう。
自分に対してボディスキャン瞑想をする方法
あなたがあなた自身にボディスキャンをする場合は、まず、①目を閉じます。
これは瞑想をしている状態ですね。
次に、➁目を閉じたまま、スキャンしたい体の部位を実際に肉眼を動かして見ます。
もしくは、スキャンしたい体の部位に顔を向けます。これだけです。
サードアイが活性化している場合のボディスキャン瞑想
あなたのサードアイ(松果体)が活性化している場合、実際に体に問題がある場所(病気など)へ目をやると、何かを見ることになります。
それは、何かのイメージかもしれませんし、ぼんやりと見える色かもしれませんし、幾何学模様(何かの形)であったりするかもしれません。
それらの「見たもの」は、体の不調の原因になっていることと関連していることがほとんどなので、サードアイで見たものをヒントに、心の傷を癒していくと、体の不調は改善されていくでしょう。
また、あなたのサードアイが活性化していて、実際に体に問題が出ていない場所で、何かを「見た」場合は、何か強いメッセージが届いています。
そのメッセージを読み取ることができれば、あなたの人生で役に立つでしょう。
しかし、そのメッセージが改善を求めるものであり、そのメッセージを読み取ることができない場合、後に病気や怪我に発展する可能性もあるので、注意が必要です。
サードアイが活性化しているのに、瞑想しながらボディスキャンをしても何も見ることがない場合は、基本的に何も問題はないと思っていいでしょう。
あなたがもし、体の問題を見つける為ではなく、チャクラやエネルギーの流れなどを確認したいということであれば、やはり、目や顔を、見たい部位に向けることで確認することができます。
「エネルギーを見よう」と意図すれば、エネルギーが見えます。
慣れてくれば、目や顔を見たい場所へ向けなくても、ボディスキャンをして「見る」ことができるようになります。
サードアイが活性化していない場合のボディスキャン瞑想
サードアイが活性化していなくても、ボディスキャンの結果を得ることは可能です。
サードアイが活性化しておらず、まだ何も見えない場合は、代わりに「感じる」ことをします。
ここでもやはり、体やチャクラなどの感じたい部位に目や顔を向けるとやりやすいと思います。
問題がある場所に行きつくと、「嫌な感覚」もしくは「空っぽ(スカスカ)な感じ」、または「冷たい感じ」などを感じるようになります。
感じることが難しいと感じる時は、手のひらを感じたい部位へ当てると、感じやすいかもしれません。
いずれにしても、最初はボディスキャンを達成することは難しいと感じることがあるかもしれませんが、練習をすれば、やがて得意になるでしょう。あなたの心が、「ボディスキャンをして!」と言っているのであれば、やがて、満足のいくボディスキャンをできるようになるでしょう。
人に対してボディスキャン瞑想をする方法
瞑想をしている時、人にボディスキャンをする場合も、基本的には、自分へボディスキャンをする場合と同じです。
サードアイを使って「見る」か、もしくは「感じる」ことをします。
ちなみに、人に対してボディスキャンをする場合、自分をボディスキャンするように何でも知れるという訳ではありません。
これは、「ボディスキャンをしてもらう人と、そのハイヤーセルフの許可がいる」と表現されています。
私たちは、基本的に自分のことは自分でやるという宇宙のルールがあります。
つまり、自分以外の人のことを何でもやってしまうのはルール違反です。
私たちが、人のボディスキャンをすることが許される場合は、本人が「私のボディスキャンをして下さい」と言っている時と、その人のハイヤーセルフが許可している時のみです。
ハイヤーセルフからの許可を得る方法ですが、彼らとコミュニケーションをとれる場合は、単純に会話をすればいいと思います。
ハイヤーセルフなどの高次元の存在と会話ができないうちは、「その人のボディスキャンを心からしたいと感じているかどうか」を感じてみましょう。
許可が下りていない場合は、人のボディスキャンを実際にしてみても、何も情報を得ることができない場合がほとんどではないかと思います。
また、自分自身を高めて、人のボディスキャンをする練習を何度かしていけば、遠隔でのボディスキャンも可能になります。