瞑想

瞑想がうまくできない理由と原因|難しい・続かない状態を解決する方法

瞑想を始めてみたものの、瞑想が難しいと感じたり、瞑想がうまくできないと感じたり、瞑想が続かないという壁にぶつかることがありますよね。でも、それらの瞑想の壁は、実は簡単に壊せるのです。ここでは、瞑想に真面目に取り組む方が出逢う「難しい」と感じる壁を手っ取り早く解決する方法についてお話します。

瞑想がうまくできない理由と原因

「瞑想がうまくいかない!」とか「瞑想は難しい!」ということで悩んでいる方には、実はある1つの共通点があります。

それは「誰かの瞑想を真似しようとしている」ということです。

私たち人間にはそれぞれ個性というものがあります。

つまり、私たちがする瞑想にもそれぞれ個性があるということです。

「瞑想」とは、心の空間へ入ることですが、「瞑想」と一言で言っても、私たちはそれぞれ異なることを体験します。

誰一人として、全く同じように瞑想を体験する人はいないのです。

例えば、野球の投手というと、ボールを投げる人のことですね。

ですが、投手をそれぞれ詳しく観察してみると、ストレート球を投げる投手もいれば、カーブを投げる投手もいます。

さらに、ストレートを投げる投手を観察してみると、低い位置から投げている人もいれば、肩を後ろに大きく回してから投げる人がいたりと、これまた個性がそれぞれあり、全く同じ投げ方をする人はこの世に1人としていません。

もしも、誰かと全く同じ投げ方をしている投手がいるとしたら、そのうちの1人は、単に誰かの物まねを上手にできるだけであって、その人の個性を出していないということになります。

この例と同じように、「瞑想をする」と言っても、私たちの瞑想はみな個性的で、誰一人として他の人と同じ経験になることはないのです。

「瞑想がうまくできない」とか、「瞑想って難しい」と感じている時は、自分に合わない「誰かのやり方」を真似しようとしている時であることがほとんどなのです。

「瞑想ができない!」を解決する方法

瞑想ができないという初心者の壁を打ち破る方法は、簡単です。

それは、人が経験した瞑想を経験することを諦めることです。

そして、自分の個性的な瞑想を体験することを楽しむことです。

「瞑想をする」と決めて、瞑想を始めた瞬間から、もう瞑想への旅は始まっています。

潜在意識に入っていくのも、時間の問題です。

ですが、瞑想を経験した人に教わって、そのままその通りに瞑想をしようとすると、大抵瞑想ができないという壁にぶつかります。

なぜなら、人が体験した瞑想、もしくは、王道な瞑想をそのまま体験する可能性はほとんどないからです。

また、例え話ですが、「ご飯を食べる」ということを教えられて給食を用意されても、ご飯から食べ始める人もいれば、お味噌汁から飲み始める人もいれば、「お箸の使い方はまず、こうやって・・・」とお箸に気を取られる人もいれば、様々です。

それを、誰かに教えられた通りに、「まずはご飯を一口、次にお味噌汁を一口、次におかずを・・・」と実践していくと、頭で考えているばかりで、給食を食べることを純粋に楽しめる可能性は低いでしょう。

これと同じことが実は瞑想でも起こっています。

人が経験した瞑想をやろうと無意識に目標を設定していたり、教えられたことを正しく実践することに頭がいっぱいで、心で感じることに集中するという瞑想の一番肝心なことが抜け落ちていたりするのです。

瞑想がうまくいかないと感じる理由は、頭で考えているからです。

つまり、瞑想が難しい、うまくいかないという壁を一発で破る方法は、瞑想で成果を出そうと考えることを一切止めることです。

瞑想を成功させようという考えを諦めた時点で、心に重心がいき、瞑想は成功するでしょう。

瞑想を成功させるコツ

好きな場所でする

あなたにピッタリの瞑想場所は、あなたが「ここに居たい」と思う場所です。

1人で静かにいられる場所であれば、どこでも構いません。

「瞑想をするお勧めの場所」を人に聞けば、人それぞれ、いろいろな場所を教えてくれるでしょう。

ですが、それらはあくまでも、その人が居心地が良いと感じる場所です。

その場所があなたにとって居心地が必ずいいとは限りません。

瞑想をする場所を決める上で大事なことは、「あなたがどこで1人静かに居心地が良いと感じることができるか」です。

好きな姿勢を自由にとる

瞑想をする姿勢も、あなたに合った姿勢を見つけることが大切です。

瞑想の姿勢というと、座った状態か、仰向けになった状態か、などが一般的かと思います。

さらに例えば、座った状態と言っても、蓮華座で座った状態や、椅子に座った状態、正座をした状態など、座り方にもいろいろあります。

これら瞑想をする為の姿勢には、それぞれ理由がありますが、「瞑想がうまくできない」と感じてしまうのであれば、姿勢なんてどんなものでもいいのです。

背筋が丸まった状態が居心地が良いと思うのであれば、そのままでも構いませんし、ブランコに乗った状態が居心地が良いと感じるならばそれでもかまいません。

丸まって寝ころぶことが居心地が良いと感じるのであればそれでもいいですし、歩いている状態がモヤモヤせずに済むのであれば、それでも大丈夫です。

あなたがどんな姿勢でいたいのかを感じてみましょう。

極論、どんな姿勢でいたいのかを感じることがもうすでに、瞑想の始まりです。

呼吸法にとらわれない

瞑想について知っていくと、呼吸に重点を置いているやり方に出会うことがあります。

その呼吸法があなたに合っていれば問題ないのですが、その呼吸法があなたに合わない場合、またしても、「瞑想がうまくできない」と感じてしまう可能性があります。

呼吸をすることに一生懸命になりすぎて、瞑想をする肩に力が入ってしまっては本末転倒です。

瞑想中の呼吸に集中することが難しいと感じるのであれば、呼吸に集中することを止めましょう。

そして、好きなように自由に呼吸してください。

辛くなくなるように呼吸をしましょう。

そうすれば、「瞑想がうまくいかない」と呼吸でつまづくことはなくなるでしょう。

目的を持たない

瞑想をする目的を掲げてしまうと、頭に重心がいって、心に重心を持ってくることが難しくなる可能性があります。

瞑想を始めたばかりで、瞑想が上手くできないと感じてしまうのであれば、瞑想の目的、もしくはゴールを決めないことが大切です。

例えば、私が瞑想生活をしていた時は、瞑想について何も知らず、瞑想方法もほとんど知りませんでした。

ですが、自分なりに瞑想を続けたことで、瞑想半年で覚醒を体験しました。

もしもあの時、「ふむふむ、瞑想とはこうやるのだな」と人が教える瞑想に頭で従っていたのなら、瞑想半年で覚醒する体験はできなかったかもしれません。

私はちなみに、瞑想で覚醒しようとか、瞑想で○○を達成しようという目的は持っていませんでしたが、結果として様々な神秘体験を瞑想中に経験することとなりました。

なので、瞑想の目的は定める必要はありません。

心の自由に従うことが瞑想を成功させる秘訣です。

時間を気にしない

瞑想を長い時間することができないと「瞑想がうまくできない」と感じることがあったり、「これだけ瞑想を続けているのに」と時間を気にしていると、思うような結果が出ないと感じることがあります。

瞑想をする時間も、人それぞれです。

長ければ良いという問題でもありませんし、短いからダメという問題でもありません。

瞑想中に必要なヒーリングの量も人によって様々ですし、瞑想中に体験することも人それぞれです。

あなたが「心(瞑想)に集中する時間を気にしている」という行為は、頭で考えている証拠です。

頭で考えると、瞑想の本質から落っこちてしまいます。

いつもあなたの心に従って瞑想をするようにしましょう。

そうすれば、あなたの瞑想は自然とうまくいくようになるでしょう。

自分の瞑想をしているのにうまくいかない!続かない!と感じる場合

人の意見に縛られず、自分の個性的な瞑想をしているのに、やっぱりうまくいかないという場合、考えられる理由が1つあります。

それは、あなたがあなたの心と向き合う覚悟ができていないということです。

瞑想とは、心の空間に入る作法ですが、これはつまり、自分の心と向き合うということです。

私たちは時に、自分の心と向き合うことを恐れることがあります。

その原因は、心の深層にある「嫌な気持ち」を感じたくないからです。

普段、心の深層にある嫌な気持ちを感じない為に、様々な工夫をして生きることが私たちにはあります。

それなのに、何かを達成したいからといって始めた瞑想で、深層の心の痛みと向かい合うことなど無意識に拒否反応が出てしまいます。

つまり、人の瞑想を真似していないのに、瞑想ができないという場合は、自分の心の深層にある痛みと向き合うことを無意識に恐れているということなのです。

そうなると、私たちはなんだかんだ理由をつけて瞑想をすることを拒み始めます。

例えば、「忙しくて瞑想をする時間が取れない」とか、「今は瞑想はしてはいけない状態だ」など、何かしらの理由をどこかから見つけてきます。

いいのですよ、心と向き合う心の準備ができていないのであれば、瞑想をする必要はありません。

ですが、人の瞑想を真似していないのに、瞑想がうまくいかないことで悩んでいる場合は、「私は心と向き合う決意ができているだろうか?過去に体験した嫌な感情や記憶と向き合う覚悟ができているだろうか?」と質問してみて下さい。

瞑想を成功させるということは、心と向き合うことが素直にできるということなのです。

まとめ

瞑想とは、内なる心の世界を探求することです。

それさえできていれば、それはもう立派な瞑想です。

瞑想がうまくできないと感じる場合は、あなたに今必要な瞑想ができているか、また、瞑想をうまくいかせたくない深層の理由はないかを探ってみるといいでしょう。

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