瞑想を続けていくと、夜寝ている時に悪夢を見始めることがあります。
瞑想がきっかけで悪夢を見始める理由と、悪夢を見た時にするべきことについてお話します。
瞑想をすると悪夢を見始める理由
瞑想を続けていると、夜寝ている間に悪夢を見始めることがあります。
瞑想をしたことがきっかけで悪夢を見始める理由は、「心の癒し」が始まっているからです。
私たちが瞑想をする1つ目の目的は「心をマスターすること」ですが、幸せになる為に心をマスターする段階では、心の傷を癒すことが必要となります。
心の傷とは、過去に経験した心の痛みです。
心の痛みを解消、もしくは心を浄化する為には、過去に経験した「嫌なこと」を再度体験することが通常必要となってきます。
これらの過去の「嫌な記憶」は、現在の私たちの恐れや不安を作り出しています。
つまり、私たちが瞑想をすることで、「癒しの行程」に入ったり、近づくと、今まで認識していなかった恐れや不安の感情が沸き上がってきます。
そして、これらの恐れや不安の感情や感覚は、夜寝ている間に夢となって現れてきます。
夜寝て見る悪夢は、恐れや不安な感情や感覚の現れなのです。
あなたが瞑想をしなくても、悪夢を見ているという場合は、あなたの恐れや不安などの感情や感覚が、まだ認識できる範囲にあるということです。
そして、あなたが悪夢を見ていない場合は、恐れや不安が無いか、もしくは、恐れや不安が認識することができない範囲にあるということです。
あなたに恐れや不安が全くない状態で、悪夢を見ない状態であるならば、あなたは今、どんな状況にいても幸せなはずです。
そして、恐れや不安が認識できない範囲にある場合、瞑想をすると、認識していなかった恐れや不安を認識するようになります。
これが、「瞑想をしたことがきっかけで悪夢を見る」時です。
恐れや不安などを認識することは良い気分がすることではありませんが、悪夢を見始めた、つまり、恐れや不安を認識し始めたのであれば、恐れや不安を解消することがやがてできるようになります。
瞑想をしたことがきっかけで悪夢を見始めたらどうすればいいのか?
瞑想をしたことがきっかけで悪夢を見始めたら、まずは、朝起きた時に、悪夢をできる限り思い出してみましょう。
そして、悪夢に出てきた人や状況や物など、サインとなるものを探します。
そして、それらのサインが、あなたにとってどんな意味があるのかを突き止めましょう。
悪夢を1回見ただけでは、潜在的な恐れや不安を見つけ出すことは簡単ではないかもしれません。
しかし、夢を分析する癖をつけると、段々と、夢が意味することが分かるようになってきます。
最初、悪夢が何を意味するのか見当もつかないうちは、夢占いなどを参考にするのも手かもしれません。
夢分析は、自分分析です。
瞑想をする間に自分分析をしたり、夢分析を続けて、恐れや不安の正体を見つけ出し、過去の心の傷を癒すことで、あなたはやがて幸せになる(心をマスターする)ことができるでしょう。
悪夢を思い返すことは恐ろしいかもしれませんが、悪夢が現実になったらもっと恐ろしいです。
悪夢が現実化する前に、心の傷を癒せるといいですね。