瞑想を長時間することができない理由は、「集中することができないから」である場合がほとんどでしょう。ここでは、瞑想に長時間集中できない3つの理由と、長時間瞑想を続けるコツについてお話します。また、瞑想を継続することで体験することについてもお話します。
瞑想を長時間できない理由
1、瞑想中に何をしていいか分からない
「瞑想を長時間頑張るぞ」とどんなに気合をいれても、瞑想中に何をすればいいのかが分からないと、瞑想を長時間続けることは簡単ではありません。
なぜなら、途中で飽きてしまったり、瞑想をする意味に疑問を持ち始めたり、時間を無駄にしているような気がしてきたりするからです。
「瞑想は目を閉じて座っているだけでいい」と思われがちですが、瞑想をすると一言で言っても、私たちは瞑想中に様々なことをします。
なので、瞑想とはそもそも何をすることなのかを理解すると、瞑想を続けることが簡単になるでしょう。
瞑想をする目的は、心を感じることが基本ですが、他にも、サードアイを活性化させたいとか、サイキック能力を発達させたいとか、ヒーリングをしたいなど、本当に様々なことができます。
2、眠くなる
瞑想を長時間できない理由の2つ目は、瞑想中に眠くなってしまって集中することができないというものです。
瞑想中に眠くなってしまう理由は主に2つあります。
1つは、「睡眠時間が足りていない」という理由です。
睡眠時間が足りていないと、瞑想中に眠たくなってしまうと私たちは、意識的に自分自身を癒したり、自分自身の能力を成長させる為に瞑想をします。
ですが、時に、「神」や「宇宙のエネルギー」と呼ばれるものが、「まだちょっと意識的に体験するには早いな」と感じた時、私たちに麻酔のようなものをかけることがあります。
「麻酔のようなもの」とは、睡眠時間が足りている状態の私たちが眠たくなる現象のことです。
核心に近づきそうになると、眠くなるという現象が時に起こるのです。
もしくは、核心に近づきそうになる自分自身を、無意識のうちに眠らせてしまうということが時々起こります。
いずれにしても、このように、眠たくなってしまうことが原因で瞑想に集中できず、瞑想を長時間続けられないということがあります。
3、瞑想を邪魔するものが周りにある
瞑想を長時間できない理由の3つ目は、瞑想を邪魔するものが周りにあるということです。
瞑想とは、私たちが内の世界を経験する為の作法です。
内の世界とは、私たちの内面の世界、簡単に言うと、心の世界です。
逆に外の世界とは、私たちの肉体や、普段私たちが肉眼で見ている外の物質的な世界です。
私たちが内の世界を経験しようと瞑想をしている時、外の世界へ意識を戻す原因となるものがあると、瞑想を長時間続けることは難しいです。
例えば、誰かの話声が聞こえたり、携帯電話が鳴ったり、時計の音ですら、瞑想をして内の世界を経験している私たちを、外の世界へ呼び戻すことが可能です。
また、「寒い/熱い」などの感覚的な刺激も、私たちを外の世界へ引っ張り出します。
このように、瞑想をする環境に、外の世界へ意識を引き戻す要素があればあるほど、瞑想を長時間続けることが困難になります。
瞑想を長時間続けるコツ
1、目的をはっきりさせる
瞑想を長時間続けるには、その時のあなたに合った「瞑想をする目的」をはっきりさせておくことが大切です。
瞑想をする目的がはっきりと決まっていれば、何を具体的にすればいいのかが分かります。
瞑想中に何を具体的にすればいいのかが分かれば、瞑想に集中することができます。
2、無理をしない
瞑想を長時間続けるコツの2つ目は、無理をしないということです。
私たちが瞑想中に眠たくなってしまうということには、意味があるのです。
今の自分の状態と目的に合った瞑想をするようにしましょう。
長時間瞑想をすることが大切なのではなくて、今のあなたに合うやり方で瞑想をすることが大切なのです。
今のあなたに必要な目的を達成するよう、無理はしないようにしましょう。
十分な睡眠時間を取り、あなたの心の想いに従って瞑想を続けていけば、やがて、気がついたら長時間瞑想をしていたということを経験するでしょう。
3、瞑想環境を整える
瞑想を長時間続けたいのであれば、内の世界へ集中できるように、外の世界を思い出させるものをできる限り対処する必要があります。
音がするものや、肌で感じる温度や湿度、感触などを感じさせるものを、できる限り無くします。
そうすると、内の世界を経験することに集中するできる可能性が高くなり、瞑想を長時間続けられるようになるでしょう。
コツは、内側の世界に没頭することです。
瞑想を長時間すると、意識が覚醒する率が上がる
瞑想を長時間することを続けると、心に重心を置いて生きることができるようになります。
心とは、すなわち、私たちの魂です。
私たちは、肉体に入った魂なのです。
その為、例えば、私たちが人間として死ぬときは、魂が肉体から抜けて、この世には肉体だけが残りますよね。
魂とはつまり、命なのですが、私たちは日常生活を送っている時、魂を感じることを忘れがちです。
どうしても目に見えるものを「自分」だと認識してしまう傾向があります。
ですが、私たちが肉眼で見ることができる肉体は、私たちの一部でしかなく、私たちの肉体に入った魂がメインなのです。
私たちは、魂だけで生きることができますが、肉体だけで生きることはできません。
大事なのは、魂の方なのです。
瞑想とは、私たちの魂に焦点を合わせる作法です。
つまり、私たちの本質に集中する為に瞑想をするのです。
なぜ私たちは瞑想をして魂に焦点を合わせるかというと、本当の自分自身を取り戻して、己の特性や能力を開花させることがとても大切だからです。
このことは、「魂の成長」と呼ばれることもあります。
瞑想をすることで、私たちが本当の自分自身を取り戻すと、何かに成功したり、夢を叶えたり、サイキック能力と呼ばれるものを使えるようになります。
だから私たちは、瞑想をすることで、魂に焦点を合わせる練習をします。
その為、瞑想をする時間が長ければ長いほど、瞑想を終えた後も「魂に焦点があった自分」を維持できる確率が上がります。
例えば、1日5分だけ瞑想をしたとしましょう。
これは、1日のうち5分間は、瞑想をすることで自分の魂に集中し、8時間寝るとしたら、8時間は無意識(意図的に集中していない状態)、残りの15時間55分は、肉体とその外側に集中しているということです。
この状態で、魂に集中する癖をつけようとするのは、大変なことです。
ですが、例えば、極端な話、瞑想に8時間費やしたとしましょう。
すると、魂に集中することが1日のうち8時間、睡眠が8時間、肉体とその外側に集中しているのは、8時間となります。
つまり、起きている時間の半分は魂に焦点を合わせ、残りの半分は肉体とその外側に焦点を合わせているので、1日5分だけ瞑想をすることに比べたら、瞑想を長時間することは、魂に焦点を合わせて生きることができる確率がぐんと上がります。
私たちが魂にに焦点を合わせたまま生きられるということは、つまり、意識が覚醒した状態であるということです。
意識が覚醒していると、様々なことが可能になります。
瞑想を長時間すると、意識が覚醒する率が上がったり、意識を覚醒できる時期が早まったりする傾向があるのです。
瞑想を長時間すると、非常識なことが常識になる
瞑想を長時間すると、非常識なことが常識になるということが起こります。
非常識なこととは、ここでは、普通は信じられないようなことです。
例えば、高次元の者とのやりとりとか、何かを予知するとか、瞑想中に体験したことが、普通のこととして信じられるようになります。
瞑想時間が少ないと、瞑想中に体験したことを夢のように感じてしまいがちです。
つまり、瞑想中に体験したことや受け取ったメッセージを忘れてしまったり、「その時はそんな気がしたけど・・・気にせいだったかな」というように感じてしまいがちです。
しかし、瞑想時間が長くなればなるほど、瞑想中に体験したことや受け取ったメッセージを信じることができるようになっていきます。
「普通は誰にも理解してもらえない瞑想中の出来事」を疑わずに本気になることで、本当の自分の姿を思い出したり、自分の能力がどんどん開花していったり、人生を変えていくことができるのです。
まとめ
瞑想を長時間すると、意識が覚醒したり、本当の自分自身を取り戻したり、自分の能力が開花したり、人生が変わったりする可能性が高く(早く)なります。
瞑想を長時間した後は、目を開いて戻ってきた時に、「私がここにいたのは、もうずっと昔のような気がする」と感じるような、時間的違和感を感じるようにもなります。
瞑想を長く無理に続けようとする必要はありません。
瞑想への興味が深ければ深いほど、自然と瞑想時間は伸びていきます。
瞑想を続けるコツの極論は、瞑想に興味を持ち、心と向き合う時間を楽しむことです。